科学技術の発展

出雲科学館では、11月5日~14日まで、中学3年生が「科学技術の発展」の単元について学習しました。

中学3年生は科学館で受ける最後の理科学習です。

 

サイエンスホールでは新素材の紹介として、まずは超電導物質の実験をしました。

超電導物質はある一定の温度まで冷やすと超電導状態になります。超電導状態とはなんでしょう? 液体窒素で-196℃まで冷やしてその様子を観察しました。

 

 

 

 

 

 

 

超電導物質に磁石を乗せると…磁石が浮いています! これが超電導状態の特徴、マイスナー効果ピン止め効果によるものです。そして超電導状態のもう一つの特徴は…電気抵抗がゼロになることです。電気抵抗がゼロになることで強力な電磁石を作ることができます。それを利用した乗り物が、リニア新幹線

 

 

 

 

 

 

 

 

磁石の反発で車体を浮上させることにより、従来の新幹線よりも速いスピードで走ることができるのです。2027年には開業予定とか…待ち遠しいですね!

 

さて続いては…導電性高分子。これは、電気を通すプラスチック! iPadやコンビニの端末などにも使われています。電気を通すものに反応するので、何で反応するのか実験もしました。

 

 

 

 

 

 

続いての学習は・・・
 

 

 

 

 

 

 

 

これ、何を観察しているのでしょう?

小さな小さな「コンデンサ」という部品をルーペで観察しているところなんです。

コンデンサを使えば、電気製品を安定して動かすことができます。

この学習では、実際にコンデンサを作っておられる出雲村田製作所の方々に、コンデンサについて実験をまじえて解説をしていただきました。昔は大きかった部品が小さくなったことで、身の回りの製品もかなり小型化できるようになったそうです。

 

そして、技術の発展とともに循環型社会についても考えていかねばなりません

ペットボトルのリサイクル技術も進んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ペットボトルをリサイクルする際に今までは新たに石油を加えなければいけなかったのですが、石油を加えずにリサイクルできる技術が開発されたそうです。

 

続いては・・・村田製作所の方とロボット技術についての学習です。

この学習では、自立型自転車走行ロボットのムラタセイサク君が登場しました。

 

 

 

 

 

 

センサーを使って体の傾きや平均台、コントローラーになるマジックスティックの動きを感知し、モーターによって動いていました。このとき、その状況にあった動きをするためにはたくさんのプログラムをしなければいけません。その開発の様子の紹介や、社会人として、技術者としてのお話もしていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2,3時間目は選択したロボットごとの部屋に分かれてロボットのプログラムの学習をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロボットによって課題は違いますが、課題達成のためにすることは同じ。「プログラムをつくる」→「動かす」→うまくいかなかったらまた「プログラムをつくる」→「動かす」と、思う動きができるように修正を繰り返すことができました。

 

サイエンスホールでの学習やロボットのプログラムの学習は、もうすぐ中学校を卒業する3年生の皆さんには良い経験になったと思います。

 

さて!11月28日~12月10日は中学1年生が、中学生になって2度目の科学館学習、「光と音」の学習をしています。

こちらのお話は・・・また来週、1年生の学習が終わったころにご報告させていただきます。お楽しみに!

 

 

 

 

 

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