10月20日から28日までの土日、チャレンジものづくり教室「もうすぐハロウィン♪空き缶かんたんランタン」を開催しました。
アルミカップとキッチンペーパー、アロマオイルでキャンドルを作り、アルミ缶でカバーを作ります。
物が燃えるときに必要な「空気」の存在をたしかめながら、できるだけ長く燃える最適なカバーの形を求めて実験を繰り返しました。
10月31日のハロウィン本番では、ぜひこのランタンを持ってお出かけしてください☆
Trick orTreat?
2012年10月アーカイブ
10月13日(土)から、企画展「出雲環境ミュージアム」が始まりました。「環境」「エコ」というと、「地球温暖化」のようにスケールの大きいイメージがありますが、この企画展では、もっと身近な出雲市内の自然環境について紹介しています。
そして「出雲環境ミュージアム」のテーマは「生きもの☆いろいろ」です。いろいろな生きものがいることを「生物多様性」といいますが、生物多様性というと少し難しいので、この企画展では、生物多様性のことを「生きもの☆いろいろ」といいかえて分かりやすく説明しています。
企画展「出雲環境ミュージアム」は11月18日(日)まで開催しています。ぜひ、お越しください。
10月14日(日)、第2回子ども科学学園を開催しました。第2回の講師は、公益財団法人ホシザキグリーン財団・宍道湖グリーンパーク観察指導員の豊田暁さんでした。
宍道湖西岸・斐伊川河口でバードウォッチングを行いました。鳥をおどろかしたり、ストレスをあたえたりしないように、気を付けながらカモのなかまやマガンの観察をしました。
その後、鳥たちと環境とのかかわりについて学びました。宍道湖には毎年4000羽ほどのマガンがやってきます。宍道湖の周辺にマガンが生活するための3つの環境が整っているからです。それは、採食場である水田、休息場である斐伊川の砂州、そしてねぐらである宍道湖の3つです。このように、ここには鳥たちにとって生活しやすい環境があるということを学ぶことができました。
9月30日(日)、第1回子ども科学学園を開催しました。
第1回の講師は、島根大学教育学部准教授の松本一郎さんでした。タイトルは「岩石と鉱物の化学」。なんと今回は、科学教室では日本初!となる、岩石を化学的に分析する実験を行いました。
岩石に何が含まれているか調べるには、X線を使います。普通は、研究室などにある大きな機械で一週間くらいかけて分析するのですが、今回行った実験では、最新の小さな機械を使って、わずか20秒で分析ができました。日本にまだ数台しかないすごい機械です!(写真はその機械と松本さん)
また、偏光板を使った顕微鏡で、岩石の観察も行いました。さまざまな種類の岩石を比べたり、実際に目で見て感じたりすることを通して、岩石について学ぶことができました。
そして、科学を学ぶために「比べる」という視点や、「感じる」ということがとても大事だということも学ぶことができました。
2012年10月8日、月曜日。
京都大学の山中伸弥教授がノーベル医学・生理学賞受賞を受賞されました!
受賞理由は「成熟した細胞を、多能性をもつ状態に初期化できることの発見」。難しい言葉が多いですが、「iPS細胞」という言葉でピンとくる人も多いのではないでしょうか。
病気のしくみを解明したり、病気を治したりすることに役立つとされるiPS細胞を発見したのが山中教授です。研究成果が広まってからの受賞が多いこの賞で、発表から6年での受賞は異例の早さ。それだけ期待されている研究ということだと思います。
出雲科学館では9月30日(日)に、今年度の「ノーベル賞をめざせ 子ども科学学園」が始まりました。小さな科学者たちが、将来、山中教授のように世界に大きな夢を与える日が待ち遠しいです。