出雲科学館では小学校6年生「ものの燃え方と空気」に引き続き、
5月9日~22日の間に
中学校3年生「化学変化とイオン」の学習をしました。
1時間目のサイエンスホールでは、うすい塩酸に電流を流す実験をしました。
このとき、電極から気体が発生しました。
何という気体でしょう?
塩素と水素でしたね。
これらの気体のもとになるものは、
イオンだ!ということをみんなで学習しました。
そして、指示薬の色変わり実験☆☆
①フェノールフタレイン水溶液
②ムラサキキャベツ液
③万能指示薬
この3つの指示薬にシャンプーやジュースなど身近な水溶液を加え、
色の変化を見ました。
なんと、この色変わりも
イオンが原因!でした。
しかも、酸性の性質を示すイオンとアルカリ性の性質を示すイオン
が関係しているのです!
2時間目からは実験室に移動して、BTB溶液を使って、
「酸性の性質を示すイオン」と「アルカリ性の性質を示すイオン」を突き止めました。
酸性なら黄色、アルカリ性なら青色に変化するBTB溶液を入れた寒天に、
薬品をたらして電流を流すと、色が変わった部分はどのように移動するのでしょう?
みんな真剣に移動方向と距離を測定しました。
3時間目はイオンの性質を利用してメッキの実験をしてキーホルダー作り♪
緑色をした硫酸ニッケルの水溶液を電気分解して銅板をメッキしました。
マジックで絵を描いた部分はメッキすることができません。
何も書いていない部分だけニッケルと呼ばれる金属で銀色になります。
電池のプラス、マイナスを間違えると失敗?!
イオンの性質を考えて導線をつないで、きれいにメッキすることができました。
イオンは、電池やシャンプー、リンスにも含まれています。
陽イオンと陰イオンが身近なところで自分たちの役に立っていることを
楽しく学んだようでした。
5月28日からは、中学校2年生が「物質どうしの化学変化」で
金属の燃焼と質量の変化について学習します。