3年生の学習に、盲導犬ユーザーの今岡秀子さんが、盲導犬ディーオくんを連れてきてくださいました。3年生の質問に応えてくださったり、デモンストレーションをしてくださったりしました。現在、島根県下で11頭、出雲市内では2頭の盲導犬が活躍中だそうですが、ディーオ君はそのうちの貴重な1頭です。
子どもたちは初めて間近で見る盲導犬に興味津々。今岡さんの「目」として、忠実に仕事を果たそうとがんばる姿に感動しきりでした。
さて、今岡さんが「これだけはお願いしたい」とお話しされたことを書いておきます。①盲導犬などの補助犬の大切さについて、もっと広く知ってほしい。(今でもレストランなどへの入店やタクシーの乗車を断られるケースがあるそうです。)②仕事中の補助犬の注意をそらすようなごみのポイ捨てをやめてほしい。(とくに、食べ物のにおいのついているゴミには、とても困るそうです。)③点字ブロックの上に自転車を放置したり、点字ブロックの上で立ち止まったりしないでほしい。④障がいのあるなしに関わらず、困っているようすの人を見かけたら、声をかけられる人になってほしい。
今岡さんは、盲導犬の育成に携わるたくさんの方への感謝を表すために、家の中に閉じこもっていないで、どんどん外に出ていろいろな活動をするように心がけているそうです。今回のような学習もたくさんの学校でしておられるとのこと。今後のますますのご活躍をお祈りします。

