アサギマダラの旅~今度は鹿児島へ~

鰐淵小の3,4年生は総合的な学習の時間にアサギマダラという渡りをする蝶の観察と研究をしています。春から夏にかけて日本列島を南から北へ移動し,秋には逆に北から南へ移動します。鰐淵にはそのアサギマダラが飛来します。海岸に生息するスナビキソウやフジバカマの蜜がえさになるからです。飛来したアサギマダラを捕獲しては,はねに場所と日付けをかいてまた放します。「マーキング」です。そのアサギマダラが別の地で発見されることでアサギマダラの渡りの生態を研究します。こうした研究のネットワークが全国にあります。今年度10月に鰐淵小でマーキングしたアサギマダラが大分県の湯布院で発見されたという情報が入り,大喜びしていたところですが,最近になって11月に鹿児島県でも発見されていたことがわかりました。発見されたのは11月2日,鹿児島県の奄美大島の近くの鬼界島というところです。はねのマーキングを見ると10月15日に子どもたちがマーキングしたものでした。17日間で831㎞をとんだことになります。マーキングしたアサギマダラが再捕獲される確率はとても少なく,1%未満と言われていますが,今年度は2度も再捕獲情報があり,驚きです。

2022年10月

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