2012年10月アーカイブ

命を考える集会

 先日、命について考える集会を開きました。初めに私(校長)の方から、8月に訪れた東日本大震災後の被災地の今の様子について写真等を使って話しました。これまで書籍やテレビ、新聞等で間接的には情報を得ていましたが、直接現地に出かけ、自分の目で確かめたいという気持ちで出かけました。訪れた場所は、南三陸町、女川町、石巻市です。主に話した内容は、南三陸町で、津波が来る直前まで防災無線で避難を呼びかけ、多くの命を救いながらも自らは津波の犠牲となった町職員遠藤未希さんについてや石巻市では、避難中に全校児童108名中、死者、行方不明者74名と大きな犠牲者がでた大川小学校のほか、屋上まで全て水没した南三陸町の戸倉小学校、裏山に避難して全員無事だった石巻市立相川小学校等学校を中心に訪問した様子を話しました。震災発生から、1年半が過ぎました。震災後のようにガレキが散乱していることはなく、更地に近い状態になっていましたが、まだ、あちこちにガレキが山のように積んであり、重機が入り作業が進められていました。話の終わりに被災した小学校6年生の次の作文を読んで終えました。

『今まで当たり前のように普通に生活していたことが、どんなに恵まれていたことか、何もかもなくなって初めて気付いた。今の僕に何ができるか分からないけど、助かった自分の命を大切にし、精一杯生きていくこと。今のこの気持ちを忘れないこと。周りで、支えてくれるたくさんの人たちに感謝の気持ちを持って、これから一緒懸命がんばる。』

 私は今回の訪問で何かしたわけではありませんが、訪問して良かったと思っています。それは震災を身近に感じるとともに、『命』や『絆』の大切さを含め震災から学ぶべきこと、これから考えていかなければならないことが数多くあります。そのことを今後、機会を見つけ、子ども達に話していきたいと考えています。

 続いて、生徒指導主任から【佐香小 いじめ3ない運動】について話をしました。いじめ3ない運動とは、

☆いじめを「しない!」

☆いじめを「させない!」

☆いじめは「見て見ぬふりをしない!」  です。

職員と子どもが一緒になって、楽しさを実感でき、喜んで登校する学校を目指します!

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