6年生の平和学習として、終戦当時の出来事を鬼村さん(出西地区出身)と高塚さんにお話していただきました。鬼村さんからは昭和20年7月28日に家の近くで友達と二人で遊んでいたとき、アメリカ軍機に攻撃(後で考えると威嚇射撃だったかもしれない:鬼村さん談)されたこと、8月15日に上級生から勉強を教わっているとき、ラジオから天皇陛下の声が聞こえてきて、意味がよく分からなかったが上級生が「日本が戦争に負けたからもう帰れ」と言ったので家に帰ってそのことを母親に言ったらすぐに蔵の中に入れられたことなど、ほんのこの前体験したことのように話していただきました。高塚さんからは大社基地出西飛行場は3か月という短期間で完成したこと、それは国民学校の子どもたちや斐川のほとんどの家から一人以上の人が工事に携わったからできたなどの話をしていただきました。戦争が自分たちと同年代の当時の子どもたちにも降りかかっていたことを話を聞いた子どもたちはどう感じてくれたでしょうか。
2021年11月アーカイブ
本校の環境教育のきっかけを作ってくれた故坪田愛華さんのお母さんをお招きして、5年生を対象に愛華さんの環境に関する当時の思いや愛華さん像についてお話いただきました。結論を出すのに色々な面から考えて答えを出していたこと、興味をもったことはとことん追求していたこと、漫画を描くことが好きで、自分が描いたオリジナルの漫画を学級の友達が楽しみにして読んでくれていたこと、また小さい頃は本を片手に遊んでいたことなど、著者「地球の秘密」につながる愛華さん像を垣間見ることができました。また一番の環境破壊が戦争であるということも感じていたそうです。そんな愛華さんの遺志を後輩の今の西野小の子どもたちがしっかり受け継いで、環境にやさしい世界を作るために具体的にどう動けばよいか考えてくれると嬉しいです。それが今叫ばれているSDGsに繋がっていくもので、5年生が総合的な学習の時間に取り組んでいます。今年は愛華さんの没後30年にあたります。
西野小学校開校50周年記念式典・記念公演を開催しました。正確には昨年度が開校50周年ですが、コロナ禍のため1年延期してこの日やっと実現しました。ただ新型コロナウイルス感染症対策として会場の体育館には6年生のみが参加し、あとの学年は教室でリモートで見て参加しました。
まず式典では実行委員長、校長、児童代表、出雲市教育委員会教育長様のそれぞれのあいさつの後、阿宮、出西、伊波野の各地区の見守り隊様に教育委員会教育長様から感謝状の贈呈がありました。長年にわたり子どもたちの安心・安全な登下校にご尽力いただいていることに関する感謝状です。学校としても日頃お世話になるばかりで感謝の気持ちが伝えられないので、教育委員会からこうした感謝状の贈呈をしていただき大変ありがたく思っています。
記念公演では出雲フィルハーモニーの演奏と斐川西中学校合唱部の合唱を聞きました。どちらの演奏・合唱にも会場の子どもたちは心惹かれた様子でした。最後に出雲フィルの伴奏で西中合唱部と児童全員で西野小学校の校歌を歌いました。
子どもたちにもそして記念事業実行委員の心にも残る記念式典・公演になりました。
なお、 記念式典・記念公演の様子は15日の夕方(17時)から出雲ケーブルテレビで放送される予定です。
同じ中学校へ通うようになる中部小学校と西野小学校の6年生が、斐川西中学校を会場に交流会(小小連携)を行いました。まず中学校の校長先生に中学校の概略のお話を聞いた後、中学生が教室で学習している様子を見て回りました。難しい勉強を真剣に学習している様子を見て、気持ちが引き締まった子どももいたようです。そのあとは体育館に集まり、両小学校の児童を20班に分けて交流活動を行いました。まずは班内での名刺交換です。この会に向けて自分で作った名刺を交換し自己紹介し合いました。次は代表者に学校紹介をしてもらいました。中部小学校では外国にルーツをもつ児童が多いこと、西野小学校では環境教育を進めていることなど、それぞれの学校の特徴を分かりやすく説明していました。そのあとは「西中クイズ」を行い、答えを班で協力して考えました。終わりの会の感想発表では仲良くなることができて良かったという感想がありました。1時間余りの交流会でしたが、中学校に向けての意欲が高まってくれると嬉しいです。