窪田小と須佐小の3・4年生が、2月2日(木)に合同で盲導犬の学習を行いました。
盲導犬ユーザーで、西神西町にお住いの今岡秀子さんに窪田小までお出かけいただき、子どもたちが考えてきた盲導犬に関する素朴な疑問に答えていただきました。
今岡さんは以前に、統合前の西須佐小学校、統合後の須佐小学校で教鞭を執っておられたそうですので、佐田地域には造詣が深い方です。校長室では才谷トンネルがまだ無かった頃の峠越え雪道通勤のお話も聞かせてもらいました。
たくさんお話しいただいた終盤に、今岡さんが自身にとっての盲導犬の存在について、熱く子どもたちに語ってくださいました。伝えられた思いは次のようなメッセージです。
1.盲導犬がいてくれることで、安全な歩行ができるようになった。
2.盲導犬は家族の一員。心の支え。
3.17年間、いろんな学校に行って話をしてきた。たくさんの人たちとの出会いをプレゼントしてくれた。そしてすべての学校の子どもたちからパワーをもらった。
4.感謝することを教えてもらった。自分のほかにも盲導犬を待っている人はいっぱいいる。盲導犬一頭が育つためには、たくさんの人とお金(税金や寄付)が関わっている。この感謝に応えるためには、自分にできることを一生懸命にすること。
また、盲導犬や聴導犬、介助犬などの補助犬は、どんな場所にも入れる法律もあるのに、理解してない人がいたことに残念な思いをされた話も聞きました。
「みんなが幸せに生きるために」という壮大なテーマの中で何か子どもたちが感じてくれたら、という一念でお話をされているのが伝わってきました。
今岡さん、ありがとうございました。
窪田小、須佐小の子どもたちは実に積極的に質問し、自ら学ぼうとする姿勢に嬉しさを感じました。この後両校の子どもたちはドッジボールなどで盛り上がり、しっかり交流する機会にもなりました。