11月26日、市教委から荒瀬幸子先生をお迎えして今年度の学力向上訪問指導がありました。
今回は、3年2組が、今年度本校の研究内容である国語科の「話す・聞く」単元の「話したいな、すきな時間」の授業を公開しました。
出雲市の学力向上のスタンダードをベースにし、指導の工夫としてイメージマップ形式のワークシートを使用させたり、ペア対話を取り入れたりしながら、自分の好きな時間についてスピーチの材料を集めさせました。
子どもたちは、イメージマップ形式のワークシートを熱心に書いていました。
ペア学習でもお互いに質問しあいながら、友だちに自分の好きな時間のことがよくわかるようなエピソードにつながる材料集めをしていました。
授業後の研究協議では、「本時の評価基準に児童がどのくらい到達できたか。」「対話的で深い学びのある授業にするための教師の支援はどうであったか。」の2つの視点で授業観察グループごとに話し合いました。
その後、グループごとに発表し、荒瀬先生から学力向上や今後の研究に示唆に富む指導をしていただきました。
「話す・聞く」単元の研究は初年度です。今後も研究を続けていきたいと思います。
10月25日、出雲市同和教育推進指導員の林浩司先生、湖陵地区の同和教育推進協議会の方々など、地域の皆さんをお招きし、同和問題学習を行いました。
今回は、「町人の文化と新しい学問」の単元で、近代医学の発展には、身分上差別されていた人々が、医学の発展に貢献していたことと、杉田玄白が身分にとらわれずに「解体新書」お完成させたことについて理解することを目標にして学習しました。
今回の授業では、資料をクラウド上において、子どもたちが資料を自分の近くで見ることができるように一人1台のタブレットを有効に使った授業が展開されました。
子どもたちは、資料や教科書を通して、差別されていた人たちに共感し、差別されていた中でも当時の文化を築き支えていたことに気づき、自分たちの生活や行動に生かせることを感じ取り、発表していました。
授業後、湖陵地区の同和推進協議会の方を交え、今回の授業についての研究協議をしました。
今回の研究の視点について、熱心なグループ協議が行われました。
各グループで話し合ったことについて発表し、それぞれの考えを共有しあいました。
最後に、同和教育推進指導員の林先生から、授業のポイントなど的確な指導をいただきました。
今回の授業を湖陵小の財産の一つとし、より一層人権意識を高め、子どもたちの教育に当たらねばと再認識した授業公開となりました。