本校は片道バス通対象の子が20名。そのうち、児童クラブや諸事情により、実際に片道を歩いて帰る対象の子が12名(児童クラブの無い日は16名)。登下校歩く子で一番の遠距離は往復で5キロ程度です。
歩くことは心と体を鍛えるとともに、自然を感じたり、触れたりすることで五感を鋭くし、心を豊かにします。これは将来の財産です。以前より諸事情がある場合以外は歩かせる事を基本としていましたが、諸事情が無くても迎えに来られる事もありました。何とか歩かせたいという思いは校医さんも強く、学校運営理事会でもお願いし、保護者にも機会あるごとに伝えてきました。
最近、その効果が出て来たのか、歩いて帰る事が多くなりました。実に嬉しい事です。9月のある日、地域の方から一枚のはがきをいただきました。「子どもたちが元気に『かえりました』と言ってくれてうれしいです。」という内容でした。歩いて帰る事は上記の個のねらいの他に、地域に笑顔を届ける事になるのですね。