10月22日、体育館で「千の音色でつなぐ絆」~復興ヴァイオリンコンサートが開かれました。全校児童66名の他、保護者・地域の皆さん30名が参加しました。
演奏に使われたヴァイオリンは、津波で無残に流され、瓦礫と化してしまった流木(松と楓)から作られたものです。ヴァイオリンの表面には、陸前高田市の「奇跡の一本松」が描かれています。「千の音色でつなぐ絆~心でつなぐ千人のヴァイオリニストのリレー」は、このヴァイオリンの演奏を通じて被災者を励まし、震災の風化を防ごうと今年の2月に立ちあげられたプロジェクトです。
伊野小学校には、ヴァイオリン 池上美穂子さん、ピアノ 西原玲子さんが演奏に来てくださいました。
コンサートは「情熱大陸」で幕開け。前半はディズニー映画の名曲やクラシックの名曲を鑑賞しました。後半は、復興活動のプレゼンテーションを背景に、このヴァイオリンのために作曲された曲「夜明け」、「アメイジング・グレイス」が演奏されました。震災に、被災地の人たちに今一度思いを馳せながら、体育館いっぱいに広がるヴァイオリンの音色に浸りました。