特別警報級の非常に強い台風10号が、九州付近を通過し、改めて恐ろしさを実感しています。私の教員生活の中では、やはり1991.09.27台風19号を忘れることはできません。当時私は本校に赴任した年で、松江から通勤していました。松江の瞬間最大風速は、56.5mだったそうです。また山陰地方は、風の一番強い台風の右側だったと記憶しています。
確か、金曜日の夜半に通過し、当時土曜日は、半ドンと呼ばれていた授業日でした。土曜日は台風一過で晴れていました。松江から9号線を通勤途中、大型トラックが横転していたり、コンクリート製の支柱でできた大きな看板が根元から折れていたりと、恐い想いをしながら学校に到着したことを思い出します。生徒は通常通り登校し、午前中は校舎内外の片付けをし、午後は部活動をしたように思います。そういう時代でした。
本校の被害は、体育館の窓ガラスの破損、外の部活動の部室倉庫が吹っ飛んで田んぼに散乱、そして何よりも驚いたのはグランド周辺に張り巡らされているネットのコンクリートの支柱(写真は現在)が、折れはしませんでしたが、風で内側に傾いていた光景を見たときには驚愕しました。
大雨、台風、暑さ等の自然災害・感染症は、今までの経験をはるかに超えるものばかりです。意識と対策をしっかりと。