3月18日に卒業式を行いました。
【卒業式式辞から】
(前略) 卒業にあたり、2つのことを伝えたいと思います。
1つ目は、『ふるさとのつながりを大切にする』ことです。稗原には、家族・友だち・地域の人との温かいつながりがあります。これから先、皆さんが活躍する舞台は、出雲市・島根県にとどまらず、日本全国・世界へと大きく広がっていきます。でも、どんなに広い世界に羽ばたこうとも、皆さんの原点はここ稗原だと思います。何かにつけて思い出すのは、ふるさと稗原の景色であり人であってほしいと思います。困ったときや苦しいときには、決して一人で悩まないで幼馴染の友だちに話したり、家族や地域の人に相談したりしてください。きっと温かく包んでくれることでしょう。そして、大人になった皆さんが、何らかの形でふるさとに貢献してくれたら、地域にとって最高の喜びです。
2つ目は、『夢中になれるものを見つける』ことです。プロ野球選手としてメジャーリーグで活躍したイチロー選手が、昨年3月の引退会見で子どもたちへのメッセージとして、『自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つけられれば、それに向かってエネルギーを注げるので、そういうものを早く見つけてほしい。それが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁にも向かっていける。それが見つけられないと、壁が出てくると諦めてしまうということがあると思うので、いろんなことにトライして「自分に向くか向かないか」というよりも自分の好きなものを見つけてほしい』と語りました。皆さんは、総合的な学習の時間に、将来の夢や職業について調べましたね。それぞれ素敵な夢をもっていることが分かりました。野球やスポーツでなくてもよいのです。目の前の壁にも立ち向かうことができる「夢中になれるもの」が、これからの中学校生活で見つけられるように、いろいろなことにチャレンジしてください。応援しています。
この1年間、常に温かく子どもたちを見守り、育ててくださったご家族・地域の皆様に深く感謝申しあげます。本当にありがとうございました。来年度も引き続き、よろしくお願いいたします。平穏な日々が戻ってくることを祈りつつ...