5月12日、佐田中学校で市内全中学校14校の合唱部、吹奏楽部の合同演奏会を行いました。
66回目を迎える歴史あるコンクールです。66年前の中学校では、今ほど演奏会やコンサートなどの生の音楽に触れ合う機会もなく、また、合唱部や吹奏楽部の演奏する機会は多くありませんでした。当時の音楽の教員が、中学生に同じ市内の中学生の演奏を通じて、音楽に親しんでほしいという願いを込められ、毎年中学校1校を会場にした演奏会を立ち上げられたようです。それ以降、毎年、中学校を会場に開催しています。
三中からは、合唱部と他の部活動で頑張りながら合唱部も掛け持ちをしている男子生徒による混声合唱を演奏しました。
「願いごとの持ち腐れ」、「贈り物」の2曲を披露し、聴衆の佐田中の生徒の心にさわやかさを届ける素晴らしい演奏でした。
吹奏楽も合唱も盛んで、全国からも注目される出雲市の中学校音楽。市内の中学生が同じ年代の人が演奏する質の高い音楽を聴けるこのコンクールは他に類を見ない出雲市の素晴らしい取り組みです。当たり前になっている「さわやかコンサート」、66年前の思いを再認識しました。