出雲市主催のネットトラブル対応保護者等研修の講師も務められた,鳥取県情報教育サポーター,法務省人権擁護委員の今度(いまど)珠美(たまみ)さんをお迎えして,5・6年生に出前授業をしていただきました。
5年生の学習課題は,「ゲームとのつきあい方を考えよう」です。ネットゲームに夢中になってしまった男の子のDVDを見て,「①なぜこんなことになってしまったのだろう。」「②どうすればよかったのだろう。」「どう,ネットゲームとかかわっていったらいいのだろう。」ということについて,自分で考えたり,グループで話し合ったりしました。
ゲームやネットの依存症は,一度かかると自分ではやめることが難しく,一生涯付き合っていかなければならなくなることもある,非常に深刻な病気です。そんな依存症にならないようにしっかり考え,実行していくことが大切です。
6年生の学習課題は,「ネット依存にならないルールを考えよう」です。ネット機器であるスマートフォンに夢中になってしまった高校1年生のDVDを見て,「なぜそのような使い方になるのか。」「今後どうなるのか。」「ネット依存にならないために,これから自分はどのようなことに気を付けて使うか。(自分の約束)」について,5年生と同じように自分で考えたり,グループで話し合ったりしました。
5年生も6年生も,この日使ったワークシートを持ち帰り,学んだことを家の人に話し,また,家庭で話し合うことになっています。保護者の方にはそのことについて感想を書いていただくことになっています。
ネット依存,ゲーム依存にならないように約束をするだけでなく,その約束を守るための方法もきちんと考えていきたいものです。
【資料】
◎ネット依存によるいろいろな影響
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- 体・・・目が悪くなる。腰痛。栄養が偏る。
- 心・・・昼夜が逆転する。夜眠れなくなる。
- 勉強・・・宿題や勉強ができなくなる。授業中に居眠りをする。
- お金・・・お金を使いすぎる。
- 家族友だち・・・うそをつく。殴る。たたく。友だちがいなくなる。
◎ネット依存チェック
◆3つ以上はネット依存予備軍。
◆2つは黄色信号点滅!
◆1つでもあれば,それは心配!
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- 毎日2時間以上ネットを使っている。(サテライト学習,調べ学習などは除く)
- ネットを使っていないとき,イライラしたり不安になったりする。
- やめなければいけない時に,すぐにやめられない。
- 使ってはいけない時に使ってしまう。