5時間目に栄養教諭の松浦先生と柳楽先生に来ていただき,食の学習をしました。
テーマは,「よくかんで食べよう」です。
子どもたちの日々の給食の食べ方を見ていると,友だちと楽しく話しながら食べるのは良いのですが,よくかんで食べているのかというと疑問です。そこで,この学習を通して,よくかんで食べるとどんな良いことがあるのかを理解し,かむことの大切さを学んでほしいと思い計画しました。
今まではそんなに意識して食べることはしていなかったと思いますが,これからは少し意識して食べてほしいと思います。
今日教えていただいた言葉「ひみこのはがいーぜ」をご存知ですか?
『ひ』......肥満防止 よく噛むと,満腹中枢が刺激され食べ過ぎ防止になります。
『み』......味覚の発達 食べ物本来の美味しさを感じる事が出来,味覚が発達します。
『こ』......言葉の発達 噛む事で,顔の筋肉が発達すると,言葉を正しく発音出来るようになり,顔の表情も豊かになります。
『の』......脳の発達 噛む事で,こめかみ付近がよく動き,脳への血流が良くなり,脳の活性化に役立ちます。
『は』......歯の病気を予防 歯の表面が磨かれ,唾液の分泌が良くなり,虫歯や歯周病の予防に繋がります。
『が』......ガンの予防 唾液の成分であるペルオキシダーゼには,食品中の発がん性を抑える働きがあるとされています。
『い』......胃腸の働きを促進 食品を噛み砕いてから飲み込む事で,胃腸への負担が軽くなり,胃腸の働きを正常に保ってくれます。
『ぜ』......全身の体力向上 噛み締める力を育てる事により,全身に力が入り,体力や運動神経の向上,集中力を養う事に繋がります。
「ひと口30回かむ」のが良いと言います。意外と早く飲み込んでしまっているのが実態ではないでしょうか。現代の食事は柔らかく,かみ応えのない物が多いのでかむ回数が減ってしまっているようです。
かむ事は健康への第一歩です!食材や調理法を工夫して,かむ回数を増やしましょう。