出雲市教育委員会同和教育啓発指導員の土屋先生をお迎えして,同和問題学習の授業研究会を行いました。前日と同様,全教員が参加して研修を深めました。
明治時代,新しい国づくりをする中で,いわゆる「解放令」が出された後,差別的な小学校分離案に反対して立ち上がり,小学校統合に向けて根気強く戦い続けた人々の思いや願いに共感することが本時のめあてです。
一人一人がよく考え,またよく意見を言い合って,深まりのある授業となりました。指導の先生からも子どもたちの学習の様子,日常の学級経営,教材の組み立て方,授業のまとめ方などについて指導していただきました。
授業の振り返りにおいて,子どもたちの口で「差別解消に向けて自分ができることに取り組みたい。」という言葉が聞かれたのは,本当にすばらしいことだと思いました。土屋先生からも,「同和問題学習で大切なのは,どうやって学び合ったかであり,自分たちで語り合ったり,考えを出し合ったりしたことがすばらしい」とほめてもらいました。
このような人権意識を学校全体に広げていけるよう,あらゆる教育活動の場で意識していきたいものです。