出雲市消防本部斐川消防署から3名の方に来ていただいて,アクションカードを使用した救急危機管理講習を行いました。
初めにモチベーションを高めるためのDVDを見ました。AEDの使用法を知っていること,勇気ある行動が大切であるという内容でした。DVDの最後に出てきた,「そばにいるあなたにしか 救えない命がある。」という言葉が印象的でした。私たち,学校に勤めるものにとっては子どもたちの命に対して非常に責任があり,逆にリスクも抱えているということを痛感しました。
その後,実際にアクションカードを使った講習を行いました。
1回目は理科の学習中に児童が突然倒れて,意識がないという設定でした。講習の後,全員で振り返りを行いました。他の児童の対応という面でいくつかの課題が見つけられました。また,リーダーが全体の様子をしっかり把握することが必要だということがわかりました。何か起きた時,とにかく大人の人数を増やすことが大切であることも分かりました。また,放送機器を使う場合の放送内容についても事前に確認しておく必要があるということでした。
2回目は,職員が突然吐血したという設定でした。講習の後,同様に振り返りを行いましたが,1回目の振り返りで出た,「リーダー,記録,本部への連絡員(電話)」は近くにいて情報を共有する」ということが生かせました。また,保護者連絡の際の内容についても事前に検討しておくとよいことが分かりました。
他にも課題がいくつか見つかりましたが,とてもいい研修になりました。
指導してくださった斐川消防署の皆さん,本当にありがとうございました。