松江市在住の盲導犬ユーザー矢野さんと盲導犬「ハウル」を迎えて,盲導犬についての学習をしました。
矢野さんからは,まず,「障害者も社会の一員として社会生活に参加したいと思っている。障害はその人が持っている個性と考えてほしい。」「障害を持っている人が,いろいろなことを一緒にできるよう,【思いやりの心】をしっかり勉強してほしい。そして,ボランティアは大きくなってからするものと考えがちだが,まず声をかけることから始める。みんなにもできる。まずは,【挨拶】からスタートしてほしい。地域でも,子どもたちが元気にあいさつしていれば大人も元気になる。」とお話がありました。
盲導犬は「身体障害者補助犬法」(2002年施行)で定義されている補助犬の一つです。全国には,1000頭あまりいて,島根県内には,12頭が活躍しているそうです。近くでは,出雲市内に2頭,松江市に4頭いるそうです。しかし,他の先進国に比べると,日本の盲導犬の数は非常に少ないそうです。例えば,アメリカは人口は3倍なのに,盲導犬の数は10倍だそうです。
困っていることとして,盲導犬は法律で定義されている補助犬なのに,入店拒否などをされて悲しくなることがあるそうです。そういう場面を見たら,ぜひ,【ペットではなく,補助犬だから受け入れるべきです。】と店の人に伝えてほしいと話されました。
最後に,お礼に「ありがとうの花」の歌をプレゼントしました。矢野さんもとても上手で,いい歌だと話しておられました。
雪の舞い散る寒い日でしたが,遠くから来ていただき,たくさんいい勉強ができました。
ありがとうございました。