1月の学習公開日に併せ,PTA研修会を開催しました。
KDDIから講師をお招きし,「親のためのケータイ安心・安全講座」と題して講演していただきました。
便利なケータイ等の情報機器ですが,インターネッ上での人権侵害やいじめなど,大きな危険と隣り合わせです。
基本的にインターネット上では,たくさんの情報を得ることができるということは,自分の情報も他人に知られるということにもつながります。
基本的に自己責任ですが,子どもにその自己責任をとらせるのはなかなか難しいことです。親の管理が大切です。正しい知識と対応でトラブルを防ぎたいものです。
講師の方からは,いろいろな具体例を挙げながら,次のようなお話がありました。
◆子どもに携帯電話・スマートフォンを持たせるときは,ただのプレゼントやご褒美ではなく,「何のために必要なのか」「どのように使うのか」を話し合うことが大切。例:「緊急連絡」「所在確認(GPS)」「防犯」「学習のために調べ物」等,利用目的を話し合って決めておく。
◆携帯電話・スマートフォンを持たせない場合は,持たせない理由をしっかり説明,話し合うこと。
◆家庭でのルールのある子どもは,「ネットいじめ」などのトラブルの被害者・加害者になり難い。(利用時間・サイト閲覧の制限,規範意識の醸成,親子のコミュニケーション)
◆子どもたちが携帯電話・スマートフォンで上手にインターネット利用できるように家庭でのルールを作る。
◆ルール作りで大事なことは,「保護者の一方的な押しつけ」ではなく,子どもと一緒になってルールを作ること。必要性の話等をしっかり話し,子どもたちも自分で作ったルールをきちんと守ること。
◆パスワードは必ず親が管理する。
最後にまとめとして話されたのは,次のことでした。
子どもたちに身につけてほしい力は,「気づき,判断力,想像力,自制力」
子どもたちに知ってほしいことは
1 時間の大切さ
2 相手への思いやり
3 ネット上の情報とのつきあい方
4 現実世界の大切さ
1時間があっという間と感じるお話でした。次回は是非もっとたくさんの皆さんに聞いていただきたいと感じました。