中部小学校の6年生は,毎年,総合的な学習の時間の『人の生き方を学ぼう』という単元で増本さんと交流しています。今年で27年目になるそうです。
事前に道徳で「夢に向かって」という増本さんの自伝を学習し,増本さんが作られた詩も読みました。増本さんの前向きな生き方を学んで,自分自身の生き方を見つめるとともに,増本さんとの交流を通して,思いやりの心を持って行動する態度を養うことが目標です。
交流会では,あいさつの後,全員で増本さんの詩の音読発表をしました。「出会い」「足あと」「星のかがやき」の3編です。たくさんの詩を書いておられますが,曲がついているものもたくさんあるそうです。
続いて,増本さんへのインタビューやクイズを楽しみました。
そのあと,みんなで歌と花・寄せ書きのプレゼントをしました。
増本さんからは,「日本は大きな戦争を経験し,その上広島・長崎に原爆が落とされ,たくさんの人々がなくなるという悲しい思い出を持っている。悲しい過去をしっかり胸に収めて,みんなのための平和な国を築く人になってほしい。大きな戦争を体験した私の切なる思いです。」とお話がありました。そして,「みんなに会えてうれしかった。元気な笑顔とたくさん出会って私も元気をもらって帰ります。」とも言ってもらいました。
終わりのあいさつでは,「増本さんの生き方を学び,夢をあきらめない強い気持ちを持つことができた。」という感想が発表されました。
最後に,みんなで写真撮影をしました。増本さんには,卒業式にもお招きする予定です。
卒業まで,40日あまり。夢に向かって6年生の卒業プロジェクトがスタートします。