錦織竹香氏の第二のふるさとを訪ねて~その2~

 見学した記念館について、もう少し紹介したいと思います。奈良女子大学でいただいた資料によれば、記念館(旧奈良女子高等師範学校本館)をはじめ教室棟は、明治42年10月25日に竣工しています。現在も残る本館は設立当初から1階は事務室、2階は講堂として利用されていました。錦織竹香氏が、教授として奈良女子高等師範学校に招かれたのが、明治42年3月23日ですから、すべての校舎・本館が竣工する姿を目の当たりにしていらっしゃるわけです。本館の外観は、「ハーフティンバー」というヨーロッパ北部にみられるおしゃれな壁構造のデザインになっています。2階の講堂も天井を折りあげて高さを確保し、大きなシャンデリアが取り付けられ、堂々とした風情を醸し出していました。この高等師範学校へは、全国の各都道府県知事から推薦を受けた学生のみが入学試験資格が与えられるという当時の最高学府だったようです。見学した日は、講堂でちょうど卒業論文の発表会が開催されていて、若い学生達が真剣に論文発表に取り組んでいました。

【本館建物内外の様子から】

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